地獄と極楽に近い山
こんにちは、新入社員のYです!
皆さんは、日本三大霊山ってご存じですか?
滋賀の比叡山、和歌山の高野山、そして青森の恐山です。
今回は、以前友人と青森県の下北半島を旅した時のことをお話しようと思います。
恐山とは青森県の下北半島の中心部にある活火山の名前です。そのカルデラ湖には日本三大霊場の一つである恐山菩提寺があります。
恐山のイタコの口寄せのことを、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
イタコとは、東北北部の民間伝承の巫女のようなものです。死者の声を降ろして、会話ができるとされています。
実際に恐山でイタコに会えるのは限られた時期だけなので、私も見たことはありません。
こちらが、恐山菩提寺の写真です。
お寺は山の中にあるのですが、近づくごとにどんどん異様な雰囲気が漂ってきます。
奥に見えるのがカルデラ湖である宇曽利湖です。手前の岩場が地獄を、宇曽利湖が極楽を表現していると言われています。
活火山なのでお寺の境内に温泉も湧いています。
ときどきこんなふうに岩の隙間から湯気が出ていて、危険なので近付けない場所もありました。硫黄の匂いも漂っています。
こういった光景が、昔のひとには地獄のようだと感じられたのだと思います。
湖はエメラルドグリーンでとても美しいです。
ですが、高濃度の酸性で、よく見るとしゅわしゅわと泡立っている場所もありました。
近くを散策はできますが、絶対に触ってはいけないそうです。
境内をひととおり見て回りましたが、やはり独特でどこか厳かな雰囲気の場所でした。
下北半島は、行くのが少し大変ですがとても素敵な場所です。
皆さんも機会があったら是非行ってみてください。